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奨学金制度&奨学生活動

奨学生活動の5つの魅力

年4回
開催!!

全国の医学生と共に学び交流しながら、
「どんな医師になりたいか」を語り合える!!

民医連の医療と研修を考える医学生のつどい

「医学生の医療と研修を考える医学生のつどい」(以下:医学生のつどい)は、全国から医学生が集い、医師・看護師をはじめとした様々な職種の職員と一緒に学び交流する企画です。年4回開催され、参加者は医学生と職員を合わせて毎回200名を越えます。

奨学生を中心にして実行委員会が作られ、年間を通じたテーマを決め、毎回の企画で講演会やフィールドワークを行ないます。

そして、SGD(Small Group Discussion)の時間をたっぷりとり議論を深めます。様々な人の意見を聞き、熱い議論を交えながら、より学びを深められるのが大きな特徴です。

交流会では「どんな医師になりたいか」「地域で求められる医師とは」といった、ふだん意外と話す機会がないことも気軽に語り合えます。全国の医学生との交流を通じて「医師像」を深められるのが「医学生のつどい」の最大の魅力です。

第38回「医学生のつどい」の概要(2017年度)

年間テーマ「医師の使命を考える~今の時代に求められる私たちの役割~」

First Quarter in 広島 6月24日~25日

テーマ:
「平和」
講師:
山田寿美子(被爆者・医療ソーシャルワーカー)、藤原秀文医師(広島民医連副会長・福島医療生協病院)

Second Quarter in 新潟 9月30日~10月1日

テーマ:
「公害」
シンポジスト:
山田サチ子氏(水俣病阿賀野患者会)、小市氏(新潟民医連事務局長)、石黒看護師長、山田看護師(沼垂診療所)

Third Quarter in 湯河原 12月23日~12月24日

テーマ:
「SDH~健康の社会的決定要因~」
講師:
武田裕子医師(順天堂大学教授)

Final Quarter in 沖縄 3月23日~25日

テーマ:
「在日米軍基地について考える」(仮)
講師:
未定

参加者の感想

医学部2年生

今回、広島に来るのも被爆者のお話を聞くのも初めてでした。つどいの中で、山田さんの子こども時代の体験談が衝撃的でした。原爆で両親を亡くして辛い少女時代を過ごされてきたという話を聞いて、心が痛みました。山田さんが「みなし被爆者」や、まだ被爆者として認定されてない人々のために裁判で闘っているとの話を聞いて、原爆による被害はまだ終わっていないことを知りました。

※「みなし被爆者」とは
原爆投下後、広島・長崎市内と周辺に大量の放射性物質を含んだ黒い雨が降りました。 被爆当時、黒い雨が降った地域に住んでいた人は、「みなし被爆者」=「第一種特例受診者」とよばれ、「健康診断受診者証」が交付されます。
第一種特例受診者第二種健康診断受診者証

第37回「医学生のつどい」の概要(2016年度)

第37回「医学生のつどい」の概要(2016年度)

年間テーマ 「命の平等」

First Quarter in東京 6月25日~26日

テーマ:
医学生が“憲法”について考える
講師:
伊藤真氏(弁護士・伊藤塾塾長)

Second Quarter in静岡 10月9日~10日

テーマ:
“貧困”の現実を知り医療者の役割を考える
講師:
橋本恵一氏(NPO法人ささしまサポートセンター事務局次長)
渡邉貴博医師(岐阜民医連・みどり病院、精神科)

Third Quarter in滋賀 12月17日~18日

テーマ:
私たちは“障害”をどう捉えるのか
講師:
雪田慎二医師(埼玉民医連・埼玉協同病院副院長、精神科)

Final Quarter in山梨 3月23日~25日

テーマ:
私たちは患者さんの願いを叶えたい…地域と歩む民医連の実践
講師:
柳沢深志医師(全日本民医連副会長・城北病院副院長)

参加者の感想

医学部1年生

ホームレス支援に参加されている先生の話を聞き勉強になりました。自己責任の問題だと考えていたことが、実は社会的要因が大きいこと、ホームレスと精神疾患には強い相関があることなどを知り衝撃的でした。今までの自分にはなかった新しい視点を手に入れたと感じました。

医学部5年生

障害者に関する社会での捉えられ方や、優生思想の歴史を学ぶというアプローチから講演をしていただき、“障害”について深く考えるきっかけとなりました。これからポリクリで患者さんと接する機会が多くなるので、障害を持った方が生きやすい社会を創るための考え方を学ぶことができたのは、本当に貴重な経験でした。

医学部6年生

講師の先生のお話はとても勉強になりましたが、自分にとっては、その後のSGDがより刺激的なものでした。大学では「国試や卒試をどう乗り切るか」「将来は何科を選ぶのか」ということが話題になりますが、「何のために医療をやるのか」「どんな医師になるのか」といった、医師としての生き方や医師像に関わる本質的な議論をする機会はありませんでした。全国の仲間と本音の議論ができるのが「医学生のつどい」の魅力だと感じました。

毎月
開催!!

「患者さんにとって良い医療とは何か」を考えながら、
「求められる地域医療のあり方」を探求できる!!

東京奨学生ミーティング

東京民医連では奨学生ミーティングを毎月開催し、様々なテーマでの学習や交流を行なっています。 その中で特に重視して毎回行っているのが「医師と医学生がつくるケースカンファレンス」です。地域医療の現場で働く医師やスタッフが、自らかかわった患者さんの事例を持ち寄り、医学生と一緒にケースカンファレンス(症例検討)を行ないます。

病気に対する知識は教科書で学べますが、患者さんには様々な背景があり、「病気を診る」だけでは解決できないことがたくさんあります。このカンファレンスでは、そんな背景も含めて真剣なディスカッションを行ないます。

東京奨学生ミーティングでは、医師と医学生が共に学び語り合うことを通じて「患者さんにとって本当によい医療とは何か」を考えながら、「求められる地域医療のあり方」を探求しています。

最近のケースカンファレンス

救急外来の現場から講師:山入端立志医師(東葛病院)

SDHワークショップ(健康の社会的決定要因)講師:水本潤希医師(愛媛生協病院)

飛び込み分娩から継続的フォローに繋がった1例講師:奥野理奈医師(立川相互病院)

訪問診療の現場から講師:奥野開斗医師(立川相互病院)

参加者の感想

医学部1年生

妊婦の飛び込みのリスクのお話は聞いたことがありましたが、実際の症例から見ると問題点が多く、驚きました。
一人の患者さんからここまで社会の問題につながっていくということに医師としての仕事の難しさを感じました。
社会全体を見る目を養っていきたいです。

医学部4年生

貧困や教育など社会的な要素が病気と深く関わっているということが分かり、とても勉強になりました。
病気を治療しただけで、患者さんを元の生活環境に戻してしまったら、根本的には解決しないということに改めて気づかされました。
患者さんの置かれている状況を把握し、解決策を探すということが大事だと思いました。

年1回
開催

他職種の医療系学生と一緒に学び、交流できる!!

医療系学生との合同企画

小豆沢病院では、医学生・看護学生・薬学生の奨学生の合同企画として、地元板橋区の地域医療の現状を知る取り組みを行っています。

皆で相談してテーマを決め、自分たちの足で患者さんの様子を見に行き、その内容をまとめて報告会を行ないます。職員と情報を共有することで、小豆沢病院の医療の質の向上にもつながっています。 医学生にとって他職種の医療系学生は、将来、力を合わせてチーム医療を進める仲間です。小豆沢病院では、医療系学生が一緒に学び、交流できる場を大切にしています。

2016年医療系学生合同企画 気になる患者さん訪問

2016年の医療系学生合同企画では「気になる患者さん訪問」を行ない、医学生・看護学生・薬学生の奨学生が参加しました。 「気になる患者さん訪問」とは、小豆沢病院が定期的に行なっている取り組みで、これまで「一人暮らしの高齢者」や「熱中症が心配される患者さん」などの訪問を行ってきました。

今回は、定期通院が必要なのに数ヶ月にわたって来院されず「必要な治療を中断している患者さん」の訪問を行ないました。 訪問前には一緒に訪問する職員と「何を聞くか」「対話の注意点は何か」など綿密な打ち合わせを行ない、訪問後は患者さんの様子や対話の内容をまとめ、報告会も行ないました。 一人ひとりの患者さんの状況を知ると共に、地域の実情や治療の中断がおきる社会的な背景について、医師以外の職種の視点も交えながら学ぶ機会になりました。

参加者の感想

医学部4年生

病院の中にいては分からないこと、患者さん宅を訪問してみて始めて分かることが沢山あると感じました。足腰が悪く、3階建て家の中の生活だけでも大変なこと、病院に通院するには大きな道路を渡る必要があったり、交通機関のバリアフリーにも課題があることを知りました。

看護学部1年生

事前情報では「杖で生活をしている」という話だった患者さんが、実際に訪問してみるとシルバーカーを使用していました。外出の際には頻繁にタクシーを使わざるをえず、タクシー代が不安であるという心情をお話されていました。お宅に伺うことで分かる患者さんの生活状況や、現在の医療制度や社会制度の不備などが見えてきました。

様々な「現場」に行き、「当事者」の話を聞くことで、
大きな視点で日本の医療を考えることができる!!

フィールドワーク・ボランティア

奨学生活動では、フィールドワークやボランティアを通じて様々な現場に行き、当事者から直接お話を聞くことを大切にしています。

医師という職業は、目の前の患者さんや自分が働く病院はもちろんのこと、地域や社会の中でも大きな責任と影響力を持つことになります。

そういう職業を目指す医学生に、様々な社会の問題に触れる機会を作り、大きな視点で日本の医療を考えることができる医師に成長してもらいたいと考えています。

水俣病集団検診

水俣病集団検診

民医連では、チッソという企業が引き起こした公害病である水俣病の発生以来、熊本県不知火海沿岸地域での医療活動とともに、水俣病と診断されず、何の救済もされないまま放置されている患者さんを掘り起こすための検診活動を行ってきました。

2012年と2015年には、多くの医療関係者や様々な団体・個人の方々と協力して、大規模な水俣病集団検診を行っています。

また、かつてこの地域の暮らしていて、現在は全国各地にお住まいの方々から患者さんを掘り起こすために、関東地方でも検診を行っています。

水俣病集団検診では、患者さんの生活歴や当時居住されていた地域について詳しく聞き取る問診を行います。この問診活動に、奨学生をはじめとした多くの医学生が参加しています。

この活動を通じて、病気を診るだけではなく、患者さんの生活歴や社会背景もあわせて考えることの大切さを学んでいます。

2015年の水俣病集団検診の様子を伝えた記事です。ぜひご覧になってください。

参加者の感想 

医学部4年生

問診活動に参加して、水俣病であることを証明して救済制度を利用するためには、この病気に特有の症状だけではなく、不知火海の魚を食べていたことの証明が必要であるという点が問題を難しくしていると思いました。医師は、病気を治し、患者の苦痛を取り除くことが仕事です。安心して診断・治療を受けるために、裁判までが必要であることに疑問を感じました。また機会があれば問診活動に参加したいと思います。

広島平和学習

広島平和学習

2016年の奨学生合宿in広島のフィールドワークでは、平和資料館の見学とともに、戦時中の加害の歴史も学ぶことを目的に大久野島毒ガス資料館に行きました。

第二次世界大戦前、大久野島には多くの医師や研究者が集められ、化学兵器を製造するための研究・実験が行われ、そこで作られた兵器が中国で使用がされたことを知りました。

また、原爆被害の実相を知るために被爆者の方からお話を聞き、被爆者医療に長くかかわってきた広島民医連の医師に講演をしていただきました。

命と健康を守る医療者として、被爆者医療の実戦とともに、平和の問題を考える大切さを学んでいます。

参加者の感想 

医学部4年生

歴史の中で起こした過ちを繰り返さずに未来に生かすこと、そのために自分に何が出来るかを考え直すきっかけになりました。今回の合宿を通して、自身が学び感じたことは、将来医師となる上で大きな糧になるのではないかと思いました。今回感じた平和の大切さを忘れずに学生生活を送りたいと思います。

福島学習フィールドワーク

福島学習フィールドワーク

2017年の奨学生合宿in福島フィールドワークでは、東日本大震災から6年が経過した現状を知り、「被災地の復興のために医療者に求められる役割とは何か」を考えました。

現地のフィールドワークでは、復興住宅に住まれている方のお話を聞きました。また、震災当日津波の被害が大きかった相馬市から、南下し福島第一原発の約20km圏内をバスで移動し、被害の大きさを見学しました。

フィールドワーク中は放射線の測定器を持ちながら移動し、帰宅困難区域とそうでない地域を実際に測りました。原発事故の影響で畑や生活環境が汚染されてしまい、各地に避難せざるをえない人々がいます。

合宿では国と東京電力に生業訴訟を起こしている原告の方からも直接お話を伺い、原発事故の影響で、放射線被害による不安から福島に帰りたくても帰れない人が多くいることを知り、これから医療者に何が求められているのかを考えることができました。

生業訴訟とは

参加者の感想 医学部3年生

今回の合宿ではじめて福島を訪れました。あちこちに除染した土が入った黒い袋が大量に積まれていたり、壊れた家屋がそのままになっていたり、いまだに放射線量が高い地域があったりと、復興とは程遠い状況に強く衝撃を受けました。このような大きな問題はとても一人で解決できる課題ではないので、皆で力を合わせて立ち向かっていかなければならないと思いました。そして、被災者の心に寄り添って支援をしていきたいと思います。

参加者の感想 医学部1年生

一人ひとり直面している問題が違い、要望が違う中で出来るだけ一人ひとりに寄り添った対策が出来ると良いなと思いました。そういう意味で地域医療を含むどんなことでも個人を大切にすることが重要なのだと感じました。今回合宿で学んだことを周りの人に伝えていきたいと思います。

沖縄平和学習

沖縄平和学習

2012年と2015年の奨学生合宿in沖縄は、沖縄戦の歴史に詳しい方にガイドをお願いして沖縄戦の歴史を学ぶとともに、米軍基地周辺のフィールドワークを行ないました。

また、新基地建設問題で揺れる名護市辺野古にも行き、現地の方々と交流し、基地建設に対する思いを聞くこともできました。

さらに、沖縄で精神科医療を実践している先生から、戦争体験によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)で、今も苦しんでいる高齢者がたくさんいることも学びました。

フィールドワークを通じて、戦争と平和に関する過去の歴史と現在の状況を学び、命と健康を守る医療者として、いま何をすべきかについて考えました。

参加者の感想医学部2年生

参加者の感想

米軍基地から聞こえてくる毎日の爆音は、身体的障害(難聴など)はもちろん、精神的なストレスでもあり大きな被害であることや、戦争の経験がトラウマとなってPTSDを発症することを初めて知りました。
トラウマを取り去ることは出来ないけれど、話を出来るだけ聞いて共感することが大切であると感じました。

参加者の感想 医学部5年生

フィールドワーク

戦争による健康への影響は、武器や兵器などから受けた身体的な外傷だけではなく、目に見えないPTSDも大きな問題であることを学べました。
つらい思い出をなかったことにはできないが、それを共有し周囲が受け入れていくことで、楽しい思い出を上書きすることでPTSDを和らげることができるのではないだろうかと思いました。
そしてそれは身近な社会問題についても同じことが言えると思いました。

テーマ実習

大学の中だけでは見ることができない「都心部の地域医療」を
リアルに体験できる!!

テーマ実習

小豆沢病院のテーマ実習は、都心部の地域医療の現場をフィールドにして、医学生の希望にあわせたオーダーメイドのプログラムを作成します。1年生から参加でき、実習期間も半日から相談可能です。 同じテーマでも、学年が上がり、医学の知識が増えることで見えるもの、感じることが変わってきます。 大学の中だけでは見ることができない都心部の地域医療を、いつでもリアルに体験できるのも奨学生活動の魅力の一つです。

テーマ実習の具体例

  • 地域・在宅医療
  • チーム医療・コメディカル
  • 当直体験
  • 地域の健康づくり
  • メディカルインタビュー
  • SDH(健康の社会的決定要因)